フィリピン・スル(スールー)海 クルージングツアー

3月13日 バステラリーフ

バラクーダ! カスミチョウチョウオが青い海に映えます

午前中のダイビングでは、カツオやバラクーダの群れが出ました。特にバラクーダは手を伸ばしたら届きそうなくらいの近さ。群れそのものが一匹の大きな生き物のようで、青い水にきらめく銀色にただただ見とれてしまいました。ここのリーフには座礁船があり、去年までは一応船の形をしていましたが、今年は真っ二つに割れていました。来年には崩れて跡形もないかも?ダイビングの合間に真っ白な砂だけの島に上陸。ここは360度どこを見渡しても、陸地の見えない絶海の孤島。一周しても5分くらいの小さな砂州で、ウミガメが卵を産みにあがったキャタピラのような足跡がありました。3点セットを持って行ってスノーケリングをしたり、干乾びてプラスチックのようになったウミガメの卵の殻を拾ったり。デジカメがハレーションを起こすほどの強烈な照り返しで、みんながんがんに日焼けしてました。

スル海・バステラリーフの砂州で、スノーケリング

そしてこの日の3本目!ドロップオフをゆっくり泳ぎながら、ふと前をみるとナポレオンフィッシュが!写真、写真とカメラを構えていると「カンカンカンカン!!」とタンクをたたく音。「もしや、マンタ?」と大慌てでそちらへ泳いで行くと、大きな影が!少し濁った青い水の中から現われたのは、なんと世界最大の魚類ジンベイザメ!!写真撮らなきゃ〜っとカメラを構えるも、バッテリーが少なくなかなかスイッチが入らない!!何とかスイッチが入ったところで無我夢中でシャッターを押し、モニターに移ったあの模様を確認後、猛ダッシュ。左のひれに掴まりしばらくそのまま一緒に泳ぎました。皮膚はザラザラでまさに鮫肌。口の幅はちょうど両手を広げたくらい。主食は小さなプランクトン、おとなしいサメとはわかっていても、吸い込まれそうな気がしてドキドキしました。大きな大きなジンベイはしばらく一緒に泳いだ後、ゆっくりと沖へ消えていきました。

水深30m、ジンベイザメに遭遇!

テンダーボートに上がると、みんな大興奮!そのときカメラを持っていたのは一人だけだったので、あわててモニターチェック。写っていました!アップ過ぎて少し端が切れたジンベイの顔と、真上から見た大きな体の二枚。本当はもう一枚撮ったのだけど、泡で隠れて尻尾の一部しか写っていませんでした。慌てすぎ。あとから一緒に潜った人に聞いたところ、ジンベイの更に下に1mクラスのロウニンアジの群れがいたとのこと。そっちも見たかった〜!でも一生に一度見られるかどうかというジンベイザメを見られて、大満足。興奮しすぎて、その後は少しぼうっとしてしまいました。体長7メートル強のこのジンベイ、大きく見えましたがまだまだ子供だそうです。ちなみに一緒に潜ったほかのショップのインストラクターの方も、15年以上ダイビングをしていて初めて見たそうです。さすが秘境スル海!

ジンベイザメ(ホエールシャーク)目の前を横切っていきました

この日はナイトダイビングもやりました。夜行性の貝たちが意外に速いスピードで砂地を這うのを見たり、穴に隠れたたこをひっぱりだしたり(ごめんなさい)、夜光虫を光らせてみたりとそれぞれ楽しみました。浮上後水面から空を見上げると、満天の星空に横たわる真っ白なミルキーウェイ!水平線ギリギリから星が見えるので、プラネタリウムのようでした。

アリーナに沈む夕日

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